山行報告 【記 伊藤】
2004・1/18 秩父 東沢 清兵衛沢  メンバー伊藤
 清兵衛沢F1は、なんとか凍っているといった状態で、中は水流が流れてるし、ポタポタ水は垂れてくるしで、そんなに快適ではありませんでした。ちょっと時期が早かったですかね。(登れただけマシか!?)

 F1の左の氷柱はV級と聞いていたので、トップロープでも厳しいのでは!?と思っていたのですが、意外とそうでもなかったです。ほんとにV級もあったのかなぁ?

 今日はトップロープだったので、いろいろなムーブを試してみました。まず、とある本に載っていた、Xバランスと三角バランスを試しました。

 Xバランスは、70度くらいまでの緩傾斜では確かに有効な気がします。ただ、傾斜がきつい所や、プロテクションを取ったりする時には向いてないと感じました。
 緩傾斜でプロテクションを取るときには、三角バランスがベストだと思いました。

 このとき、両膝を氷に押しつけると非常に安定感が良くなります。それから、引っ掛けを試したのですが、これはすぐ滑落してしまいました。引っ掛けは、腕力をセーブするのに非常に有効だと感じているので、コツを掴むまで、何度でも練習したいと思います。

 そして、今回の最大の成果が『モンキーハング』です!
 これは、アイスワールドにて垂直近い氷の登攀に有効と紹介されているムーブです。詳細はアイスワールド(P141)を見ていただくとして、このムーブはバーティカルを登るのに本当に有効と思います。

 傾斜のきついところでプロテクションを取るのは、どうしても不安定になります。それがゆえにアックステンションを取ってしまうのだと思うのですが、モンキーハングの体勢に入ってしまえば、いかにも安定しているので、(上腕の筋力が続く限り←厳しい現実…)アックステンションは不要だと感じました。(^_^;)

 また、カウンターバランスなどのフリームーブが応用しやすいのも、モンキーハングの優れた特徴だと思います。

 さすがジェフ・ロウ!あんたは最高だよ!
 以上が今日の僕の成果です。